D51944号機 1943年川崎車輌製。履歴詳細は不明だが、長らく福知山機関区に滞在し、主に山陰本線で活躍。後、亀山機関区・奈良運転所に所属され、関西本線・紀勢参宮線・草津線等で大活躍。特に奈良時代にはデフレクターにツバメマークが取り付けられ、「伊賀号」をはじめとする各種イベント列車運転に重宝された。1973年4月27日同区に於いて廃車となった。
■D51944号機(奈良時代)の特徴・・デフレクターのツバメマーク(真鍮製?)が特徴。他、鷹取式集煙装置装備。ボイラー上の重油併燃装置装備の重装備である。
●モデルは2010年発売のKATOD51498を改造。集煙装置や重油併燃装置、煙室戸ハンドル、デフレクター、ナンバープレートはやえもんデザイン製を使用。ボイラー上の気になるモールドは削り落とし、真鍮線で作り直ししている。テンダーライトも点灯するように加工した。製作してから随分日にちが経つが、結構気に入ってる作品。 |
●KATO旧製品ではオーバースケールだったが、この製品は、これからのNゲージにとって基本となるようなファインスケールにまとまっていると思う。元モデルは498号機仕様とあって塗装もピカピカで重油タンクもテンダーに装備されていたにもかかわらず・・あえて艶消し塗装にし、重油タンクも外して標準仕様とした。 |
モデル製作2011年1月
■D51は重装備が最もよく似合う機関車だと思う。関西本線の加太越えは圧巻だったと思います。
●製作途中写真
■パーツごとに加工しながら塗装も施し、組み立ててから最終チェックを行います。
●実機写真 1・2枚目は奈良線・稲荷駅付近にて撮影。3枚目は関西本線・大河原付近。何れも1972年頃撮影している。
■D51944号機は私が蒸気機関車というものにカメラを向け撮影した2番目の蒸機。(ちなみに1番目はD51940号機)思い入れが大きい機関車です。何回も関西線で遭遇しておきながら・・・その割に上手く撮影出来た写真は一枚も無いのです。モデル化に当たって幸いにも「やえもんデザイン」さんからナンバーとツバメマーク入りデフレクターが発売されたので、喜んで製作した次第です。当時、奈良運転所には特装機と呼ばれるD51が4輌ありまして、イベント列車を中心に活躍していました。函館の大スターC622号機にあやかってか・・デフレクターにエンブレムが付いていて、この944号機が「ツバメ」、940号機は「ハト?カモメ?」、882号機が「月と鹿」、906号機は「ハト・ピースマーク」でした。全て綺麗に装飾されていました。SLブームの最中、ファンサービスをしてくれていたのでしょう。良き時代です。 この944号機のツバメマークは同機、廃車の折に831号機に譲られてしまいました。
他の特装車もできれば全機、模型化してみたいと考えています。