C5698号機(真鍮フルスクラッチバージョン)
●以前、真鍮で同機を作ってみましたが、今回はKATOC56の下回り(駆動部・テンダー台車)を使用して、上回りは主に真鍮板・燐青銅板・真鍮・燐青銅・銅・洋白線等を使ってスクラッチしてみる事にしました。
※前回のC5698号機はこちらからご覧になれます。
●C5698号機(1973年浜田機関区仕様)
●金色に輝く機関車。当初、塗装するつもりで製作していたのですが、作っている途中で気が変ってこれで完成としました。ボディーは主に0,2mm真鍮板を使っていますが、デフレクターは薄さを求めて0,1mm燐青銅板で作りました。ドームや浜田機関区に於ける山陰型のスノープラウも真鍮板で作りました。煙室戸は開閉出来るように作りました。殆どが自作に依るものですが、煙室戸ハンドルやシールドビーム等は市販のパーツに頼っています(やえもんデザイン・銀河モデル・キッチン等)銀河モデル製のシールドビームの内部に超小型LED(1005)を仕組んであり、モデルの前後進によって点灯するようにしました。標識灯もエンジン側・テンダー側も点灯するように作りました。 機関車というものは黒い色である。という常識に捉われていたのですが、今回は一度だけ妥協してみようと思ったのでした。 |
モデル製作R3・4月
■大きく撮影すると粗が目立ちますね・・・・
●製作途中写真
■最初は円筒から作ります。タオルを重ねた上で鉛筆等を使用してひたすらゴシゴシ曲げていきます。尚、C56のボイラー直径はNゲージで8mm程度です。ボイラーバンドを巻きつけ、キャブを作り、テンダーも作っていきます。組み立ては全てハンダで行なっています。自作ともなれば作るパーツ点数が多いし、パーツの組み方の確認等、忍耐との戦いになってきます。途中で少しでも妥協すると、(市販金属キットを組むときもそうですが・・・)後で大きな歪が出てしまい、相当後悔する事になります。キャブの窓開け作業はピンバイスで穴を空けてからリューターで削ったりして整えるのですが、変なところに力が入ると素材を曲げてしまうので苦労するところです。概ね形ができると足回り(KATOC56)に収まるように裏側を削り取ります。最終組み立てはショートしないように絶縁します。(私はマスキングテープを動力側に貼って行ないます。)LEDはチップLEDの両端に導線をハンダ付けして作り、基盤はKATOC56用を利用したので今回は簡単に出来ました。
●ギミック
1,前照灯・後部標識灯点灯の様子(少し分かりにくいですが・・) 2,煙室戸開閉の様子。3,これは関係ないのですが、KATOC56(160号機に改造したもの)との比較写真。
■以前はマイクロエース製の足回りを使って98号機を作ったわけですが、写真撮影したときの粗の大きさに驚愕してしまい、もう一度トライしてみた訳です。でも製作時に於ける、自分の技量、変なクセが抜けきれないままの完成度となっています。 市販のキットを組むのも楽しいのですが、自作ともなれば下手なりに更に楽しい気がします。また作ってみたいです。