D51906号機  1944年2月15日三菱重工にて落成。落成後直ぐに門司区配属。後、姫路第一機関区配属。1950年頃に亀山機関区・竜華機関区を経て1971年に奈良運転所に。関西本線を中心に活躍した。デフレクターに「ピースマーク」の装飾を付け、「伊賀号」等のイベント列車牽引に活躍した。 1973年11月8日廃車。現在、動輪のみが福知山駅前に保存されている。


D51906号機(奈良運転所時代)の特徴・・・デフレクターにピースマークの装飾。後藤工場製集煙装置(後期型)重油塀燃装置。戦時形のドームを持つ。キャブ機関士側の全面窓がトライアングル状に付き出している。

元モデルはKATOD51498仕様。特徴ある戦時形ドーム・集煙装置・重油タンクはやえもんデザイン製を使用。元モデルの空気作用管やパイピングは全て削り取り、真鍮線や銅線にて作り直した。また本機の特徴であるデフレクターの「ピースマーク」はデカールにて自作。他に架線注意板や標記等も同様に作った。テンダーは標準型に改造した。 また、前後のテールライトも進行方向によって切り替え点灯するように作った。丸い標識板は銀河モデル製。標識灯はローム製の極小LEDチップを加工。ダイオードと抵抗はドーム内に収納してある。煙室ハンドルはレボリューション製。
非公式側。前面乗務員ステップ、排障器も自作。以前、マイクロエース製D51906号機を改造して製作した事もあったが、同製品は何故か、ドーム形状は標準型となっており、「ピースマーク」も白色で位置も少し違った。
夕陽を浴びて・・の印象。関西線のイベントスター「伊賀号」ヘッドマークを付けてみた。マークは実写真を基に自作してみた。ハンドレールは元製品を利用したのだがプラ製のため、この位置から見たらグニャグニャ・・・・。これはダメですね。(今、気が付きました・・・)そのうち作り替えます。
非公式側サイドビューキャブ下配管も少々作りこんであります。ナンバープレートは銀河モデル製。

モデル製作2018年1月
  

  

  


●製作途中写真
   

   

    今回は製作途中写真を結構写しました。最初の写真は元モデルの498号機。(このままで恰好良いのに・・・)バラバラにしてしまい加工を敢行します。元モデルのドームを撤去して、やえもんデザインの戦時形ドームに替えます。丁度この空間部分に前部テールライト用のダイオードと抵抗器を収納します。デザインナイフに挟んであるのが超小型LEDチップ赤色(4枚)です。プラスマイナスの極面にポリウレタン銅線をハンダ付けします。加工はものすごくシビアですが、随分コストパフォーマンス性に優れています。そして点灯試験です。機関車が前進時は後部テールライトが、後進時は前部テールライトが赤色に発光します。 パソコンの画像ソフトで「ピースマーク」の絵を描き、縮小してデカールを作り、デフレクターに貼り付けて少々のウェザリングを施して完了です。


●実機写真  最初の写真は1972年ごろ関西本線・加茂~木津にて撮影。2・3枚目は加茂駅にて撮影。

  


この機関車は何故か大好きでした。関西線を撮影のため何回も訪れているのだが、なかなか出会う事が出来なかった。上の写真を撮影したとき、本当は有名な大築堤のある加太駅に行くつもりだったのだが、途中の加茂駅に於いて、停車している本機を見つけたため、加太行きを断念して途中下車した。とにかく906号機を撮影出来て喜びいっぱいだった記憶が残っている。



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