79618号機(HOゲージ) 2013年度にジャンクショップで購入した珊瑚の9600キットを改造して北海道重装備・79618号機を製作した。未塗装のまま保管していたのだが、今回は塗装してみる事にした。そのついでに二つ目ヘッドライト・テールライト・キャブ内の点灯加工も実施してみた。


元キットは珊瑚の9600基本形。ジャンク品だったため、ギアボックスも車軸も・・・当然、モーターも欠品しており、最も苦労して製作した逸品となってしまった。二つ目ライト・テールライトはエコーモデルのものを穴あけ加工し、モデルシーダのLEDを組み込んだ。デフレクター・回転火の粉止・給水温め器・フロント手すり、各種配管は真鍮板や線。銅線等を駆使して自作。バックプレートはウィストジャパン。ギアボックスは安達製作所・モーターはエンドウ製を組み込んである。ナンバープレート・各種表記も自作した。
公式側サイドビュー。今回は「蒸気機関車の角度」という本に同機の写真が詳しく掲載されていたため、資料収集は比較的ラクだった。ただ、各種配管が相当緻密なため、製作順序に戸惑う事も多々あった。
以前、北陸あたりで撮影した実写真をバックに背景として利用している。塗装はタミヤエッチングプライマー塗布後、グリーンマックスの黒を塗装。更に、グンゼ艶消しスプレーを吹いている。タミヤ塗料でエッジ強調し、ウェザリングカラーも流し込んでいる。

モデル製作2013年8月

  素材のままで完成。これはこれで恰好良いのだが・・・。


モデル製作(塗装)2017年11月

  

  

  

  

  

  ●細かなパイピングの乱れも感じますが、実機もそれなりライヴ感があったように思います。と、言って妥協・・・・。


●ギミック
  ライトは進行方向によって切り替わるようにしてあります。テンダー後部も同様にヘッドライト・テールライトが点灯します。


●製作過程写真
          

とにかく走行させるギミックが苦労しました。やや大きめの走行音をたてますが、重厚でパワフルに走るようになったので満足しています。


Nゲージ79618号機との比較写真。HOはこうしてみると、とにかく大きい。その分、塗装やハンダの削り不足等がもろに粗となってあらわれる。やはりNゲージのほうが手軽で、それなりにリアルにも加工できるので個人的には好きです。

私はとにかく重装備機関車が好きです。何よりも工作意欲を掻き立てられる要素がふんだんにあるからです。特にこの倶知安機関区に於ける79618号機はその最高峰に達する機関車だと思います。



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