C11165号機 1940年10月14日汽車製造会社・大阪工場にて新製。新製直後は仙台局・大湊に配属。1944年九州・早岐機関区転属。1955年佐々機関区配属。1957年頃にC1153号機より、小倉工場式切り取りデフレクターを譲り受けた。1969年10月29日、「長崎国体」のお召牽引機として、松浦線・伊万里~有田間を運転した。 1973年3月30日志布志機関区転出。1975年2月17日に廃車されてしまった。九州での活躍期間が長く門デフが良く似合っている同機だった。
■C11165号機(佐々時代)の特徴・・3次型。小倉工場製K7デフレクターが特徴。ATS発電機は非公式側ボイラー前部に取り付けられている。コールバンカ、テールライトは埋め込み式。更に通風孔のある九州型仕様。サイドタンク揺れ止めアームも装備している。
●モデルはKATOC11を元に改造。1969年・長崎国体時の装飾を施したスタイルをモデル化した。元モデルの不要モールドを削り取り、真鍮線や銅線で作り直した。ナンバープレート・デフレクターはやえもんデザイン製。煙室戸ハンドルはタヴァサホビー製。テールライトは銀河製を利用しつつ、内部に赤色LEDを組み込み、前進時に点灯するように加工してみた。金の装飾は塗装とデカールを自作して貼り付けた。全体的にはグリーンマックスの黒スプレー缶を吹き付け。最終的にはグンゼの艶有スプレーでコーティングした。写真の菊花の紋章はタミヤエポキシパテで自作。国旗も自作。 |
●公式側。タンク揺れ止めは真鍮帯と燐青銅線を貼り合わせてハンダ付けにて自作。コールバンカー空気取り入れ孔もプラ板にて自作。各部の金装飾が楽しい。 |
●非公式側。乗務員手すりやボイラー手すりは洋白線にて自作。帯状の金装飾は自作デカールにて表現。その他は塗装。 |
2017年4月模型製作
■お召装飾機を作るのは結構楽しいです。
●製作途中写真
■結局・・写真を撮り忘れていて、この3枚しか無かった・・・最初の写真は加工前の写真です。後は見事にバラバラにしてディテールを取り付けていきます。資料を見ながら細かく加工していきます。
●実機写真
●写真は松浦線・佐々駅に停泊中の同機。この頃は佐々機関区に所属していた。(1967年11月3日撮影・JE2DLM様のHPより画像拝借) |
■私自身、165号機の実物を見た事がないのです。蒸機末期の頃、165号機の配属区である志布志機関区を訪れてはいるのですが、同機に出会えるチャンスが無かったのです。時が大きく流れ・・・KATO NEW!C11のモデルを手に取って見たとき、また、手持ち雑誌に大きく掲載されていたお召装飾の同機写真に感動し、早速製作した次第です。