C11207号機  1941年12月26日日立笠戸工場に於いて新製。札幌局配置。静内区を経て1971年苫小牧機関区に配置され、日高本線に於いて活躍。1974年長万部機関区配属。瀬棚線で活躍。瀬棚線さよならSL列車牽引。同、10月1日廃車となる。後、静内町山手公園に於いて静態保存されるも、2000年JR北海道にて動態復元され、ニセコ号等の運転を行ったが、2014年再び廃車される。が、2017年度より、埼玉県東武鉄道SL運行に於いて整備され、その主役となる。 本機の外観的特徴は日高本線活躍時に二つ目ヘッドライト&二つ目後部ライトを装備している事である。復活後もそのままの姿で復元されている。


C11207号機(長万部時代)の特徴・・二つ目ヘッドライト。後部ライトも二つ目である。片側式のスノープロウ。旋回窓・バタフライスクリーンの北海道仕様となっている。独特の皿形回転火の粉止め。

元モデルはKATOC11。現役時代の日高本線時代を狙って加工した。二つ目ヘッドライト加工を前後共、行った。銀河モデルのライトパーツを加工し、モデルシーダのLEDを組み込み点灯するように加工。尚且つ前後のテールライトも点灯するように加工した。ボイラー部分は不要モールドを全て削り取り、真鍮線や銅線を使用して各種配管を作り直した。前部二つ目ライト基部はやえもんデザインC11パーツセット内のモノを使用した。ナンバープレートはセットに含まれているモノを使用した。旋回窓やバタフライスクリーンはも銀河モデル製を使用。特徴あるスノープラウはプラ板にて自作。
非公式側。調圧器から出る細かな配線は銅線にて表現。回転火の粉止めはやえもんデザイン製を使用。
後部ヘッドライトも銀河モデル国電用を改造して点灯加工。後部テールライトはプラ棒と光ファィバーを組み合わせて自作。点灯する。架線注意板はプリンターにて自作した。

2017年5月5日モデル製作

  

  

  

  

  小さなモデルを撮影するのは難しいものですね・・・。


●製作途中写真

前、後部二つ目ライトと標識灯のLED基盤をどの部分に配置するのかが最大の難関。フロント部基盤は元モデルLED基盤を外してさらに加工して新基盤を取り付けた。このモデルはコールバンカーの裏側は空洞のようになっているので、その部分に後部LED基盤を取り付けた。ひとつの基盤で電球色2灯、赤色2灯が制御出来るので、合計2個の基盤を内蔵した。自分でダイオードと抵抗を使って作る事も可能だが、この際、モデルシーダのモノを使った。ただし、製品はLEDコードと基盤が既に取り付け済みとなっているため、このままでは前部ヘッドライトに埋め込む事が難しくなるので、一旦ハンダでバラバラにする必要がある。少し面倒な作業です。

           

                         



残念ながら実車写真を用意する事が出来ませんでした。現役時代、二つ目C11は数両存在していました。日高本線の過酷な自然に対応するために(落石・濃霧等)、考慮されたヘッドライト。模型改造意欲が大いに沸き立つスタイルをしています。これも元のKATO製品の完成度の高さにより、労も少なく加工する事が出来ました。また、207号機は現役という事もあって資料も豊富である事も強みです。 以前、マイクロエースから207号機が製品化されていましたが、ひねくれ者の私はワザワザ二つ目を一つ目(ノーマル)に加工した事もありました。




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