C11254号機  1944年1月23日日本車両名古屋工場にて新製。C11としては4次型に分類される。新製当初は福知山機関区所属。同年4月29日、九州・早岐機関区に転属。1945年3月1日に佐々機関区配属、松浦線等で活躍。1966年頃にK-7タイプの門デフに改装されたらしい。1974年3月1日、東北・会津若松機関区に転属。当地、唯一の門デフ機として人気を集める。1975年廃車。現在は会津田島町にて静態保存されている。


C11254号機(会津若松時代)の特徴・・小倉工場製K7デフレクターが大きな特徴。サイドタンク揺れ止め。ATS発電機はボイラー公式側前部に位置している。コールバンカーテールライト埋め込み式。通風孔有りの九州型仕様だが、会津に転じてから旋回窓・シールドビームに追加変更された。キャブ屋根滑り止め付き。

元モデルは満を喫して発売されたトミックスC11325号機。会津線に於いて唯一の門デフ機としてSLファンに人気があった、254号機に改造した。特徴ある門デフと会津若松時代に換えられたシールドビームはやえもんデザイン製。シールドビームは点灯するように加工した。後は不要モールドを削り取り、真鍮線等を使って配管を作り直した。写真のバックの給炭塔風景は私が昔、会津田島駅にて見た風景をモチーフに作った(やや適当・・あくまでイメージで)
元モデルのままでも良かったのだが、ややトイっぽく見えがちな、分厚めのデフが気になったため改造に踏み切った。元モデルの走りのほうは巷の評判通り、決して良いものではないが、分解のうえ再調整を試みたところ数段良くなった。常点灯を意識してのギミックは個人的には好きである。
公式側。C11には門デフが良く似合う。と思える構図。タンク支えアームは真鍮板と燐青銅線にて自作した。旋回窓は銀河モデルD51用を改造して使用している。
バックから。九州機の特徴であるコールバンカー通風孔は真鍮板を組み合わせてハンダ付けにて自作。梯子のトラマークはプリンタで自作。ライトもシールドビーム化。点灯加工を行った。埋め込み式テールライトは銀河モデルのものを使用している。

2017年4月23日モデル製作

  

  

  

  ■門デフC11は恰好良いですね!!



●実機写真

  


私が会津線にて撮影した写真。一枚目は上のモデル写真の基となった写真。会津田島駅にて撮影した。2枚目は会津坂下駅。3枚目のカラー写真は撮影地を忘れてしまいました。


●モデル製作途中写真

   

 ■元モデルを完膚無きまでにバラシて加工していきます。元モデルの綺麗な塗装の空気作用管も惜しげなく削ってしまいました。(本当なら・・そのまま利用できる事ならば残しておきたいところです)キャブ屋根に付いてる滑り止めの表現や門デフの取り付けもしてしまいます。各パーツ毎に加工したものを個別に塗装を済ませ、最後に組み立てて完了となります。


C11254号機は私にとって思い入れのある機関車です。アルバイトをして得た旅費ではるばる会津若松に出かけ、最初に遭遇したのが、会津線では極めて異色な同機でした。いつか模型化してみたいと考えていました。元ベースはKATO製のほうが良かったかもしれませんが、待ちきれずに最初発売されたトミックス製にしてしまいました。(トミックスさんごめんなさい)



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