C51239号機 1927年4月汽車製造会社大阪にて新製。当初、18900形式38938号機として東京区・品川庫に配属された。1928年改番により、C51239号機となる。数々のお召列車牽引に活躍。関東から北陸にかけて活躍。 1962年廃車。新潟鉄道学園にて保存されるも鉄道学園が移転。その後も学園跡に放置され、朽ち果てる状態にまで荒廃していたが、鉄道100年記念に於いて梅小路に保存される事になる。その際、国鉄長野工場にて大改修された。 1972年9月22日梅小路入り。現在に至る。
●モデルは「キングスホビーC51コンバージョンキットお召機仕様」を組み立てた。足回りは指定されていたKATOC55を使用。実機である239号機は数々のお召牽引経験のある機関車であり、お召当時の写真を見る限りでは給水温め器を装備している様子が無いが、個人的にどうしても気になるアイテムだったのでモデルには取り付けてみた。お召仕様キットにはパーツが付属していなかったので真鍮板を円筒状に丸めて自作した。また、お召機用の手すりはキットではエッチングによる表現だったので、使用せず洋白線をハンダ付けして自作。その他配管等はは京都鉄道博物館に保存してある同機のディテールを観察して真鍮・燐青銅・銅・洋白線等を駆使して製作しました。塗装は艶有ブラック塗布後、各配管を磨き出し・塗装によって表現。 KATOC55は1/140と現在の基準よりスケール的には大きいので当然このモデルも今となっては大きいと感じるがモデル単体で見てみたら、結構格好良く気に入っている。 |
●非公式側。キャブの後ろに突き出たモーターが気になるがそのままに組み立てた。モーターを小型に換装してキャブ後部の表現も施したらもっと良くなるのだろうが製作当時はこれが・・・いっぱいいっぱい! |
●この2輌は現役当時は関連が無いのだがモデルでの表現は自由に出来る。276号機は梅小路配属のお召牽引機。くしくも239号機は同所に現在保存されている。ピカピカ仕様のお召機関車よりも現役で働いてる機関車のほうが・・という見解もあるが、モデル製作に於いてはお召機仕様も結構楽しいものです。 |
モデル製作1999年10月
●C51形式は個人的に結構好きな機関車です。残念ながら・・現役走行している姿は見た事ありませんが。
●実機写真(京都鉄道博物館にて撮影)
■このキットは製作してからかなり時間が経過しています。走行には支障なかったのですが、パーツが取れていたり磨き出し部分が変色していたり・・そこで、塗装のやり直しと壊れた部分の改修を施しました。当時の私のハンダ付け技術も相当未熟なもので、どうしてもハンダが出来なかった箇所は接着剤も使用していました。そのため分解に手間取った部分も沢山ありました。 形態的に云えば・・やはりC51は、いかつい給水温め器を背中にしょってる姿が一番だと思うのですが・・如何でしょうか?