C56124号機  1938年3月三菱重工業神戸造船所にて落成。備後十日市区を経て七尾機関区。能登路で30年以上に渡り活躍。1974年木曽福島機関区転入。1975年3月廃車。現在、長野県安曇野市に於いて静態保存されている。


C56124号機の特徴(七尾線時代)・・・前面ナンバープレートは形式入り赤色。シールドビームを装備し、ATS発電機はボイラー左側(機関士方向)に付いている。冬季は北陸型スノープラウ装備。

元モデルはKATOC56小海線。ボイラーディテールの一部を削り取り、真鍮線で作り直し。デフレクター・ナンバープレートはレボリューションファクトリー製。スノープロウは真鍮板で自作。煙室戸ハンドルはやえもんデザイン製。架線注意板・その他表記は自作。ATS発電機は銀河モデル製。塗装はタミヤフラットブラックの上からファインケミカル黒染めスプレー塗布。面相筆を使って軽くウェザリング仕上げ。足回りも今回黒染めスプレーにて塗装を行った。その後ロッド部分に錆色をウェザリング。足回りが引き締まった感じ?に見えるでしょうか?。後、テンダー後部の手すりやライトの位置も実機に近づくように加工。テンダーライトの内部に直接、電球色LEDを。標識灯には、光ファィバーにて導光するようキャブ内部に赤色LEDを組み込んで前後進によって切り替わるように加工してみた。標識灯そのものはプラ棒と光ファィバーで自作。 架線注意板や標記等は自作。回転火粉止めも自作。他、キャブ下配管やATS発電器の位置等も実機に合わせて作り直した。

             

●キャブとテンダーに繋がる部分に乗務員防寒対策カバーを追加工作しました。その上部には防寒カーテンも取り付けてみました。これは七尾機関区式らしいです。防寒カバーは紙製です。そのまま繋げて作ってしまうと直進専門機関車になってしまいますので、キャブ側取り付け用は少し長めに作り、内側をU字型に曲げています。実物は蛇腹式のようになっているようですが、模型的にはこういう感じで充分(?)だと思うのですが・・・。ついでといってはなんですが・・・ペイントソフトで写真加工もしてしまいました。


2013年9月モデル製作 2019年年1月リニューアル

  

  

  

  

  テンダー標識灯の位置も左右でズレがある。光ファイバーで導光。

同機はATS発電機が公式側ボイラー上に付いているのと、前面大型形式赤色ナンバープレートが大きな特徴である。尚且つ、北陸型のスノープロウを冬季装備している。


  キャブとテンダーの間に七尾機関区式・乗務員防寒対策カバーを追加工作してみました。その上部には薄紙で作ったカーテンも表現してみました。


●実機写真

     

写真は前3枚が七尾線。(1973年頃)4枚目は最終区となった木曽福島機関区にて撮影。赤ナンバーが通常の黒に塗りなおされていた。


この機関車は私にとって大変思い入れのある機関車である。可愛らしい形態のC56に憧れて、夜行列車に揺られ能登半島まで。とりあえず七尾駅で降車するつもりが、寝過ごしてしまい和倉駅まで行ってしまった。当初予定していた撮影場所と時間が狂ってしまい・・気を取り直して適当な場所で撮影。絶気運転でスルーという感じでファインダーに入ってきたのが124号機。ナンバーは赤だった。嗚呼!!夢にまで見た本当のC56だ!! 文章表現が稚拙だが、とにかく感動した。以来この機関車が大好きになって3回、七尾線を訪れた。僚機に159号機もいたが、やはり前面に赤の大きな形式プレートを付けた124号機が気に入ってしまった。

マイクロエースからC56の製品化が発表された時はおおいに喜び、発売の日を心待ちにしたものだが・・製品を見たときに・・???。私の印象と少し違っていた。その後、足回りを流用、上回りを10回に及ぶスクラッチ製作に励んだものの、納得出来るモノが作れずジレンマだけが残ってしまった。 後、KATOC56小海線が発売。その出来の良さにまたまた感動の感涙!!
早速、124号機に改造してしまった。(製作作品写真の解放テコが少し歪んで撮影されている事に今、気づきました・・どうか追及されない事を願います)とにかく憧れのC56が正確なプロポーションで発売された事を素直に喜んでいます。

 


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