C56130号機  1938年2月24日日立製作所製。 新製配置は会津若松機関区。中込、松本機関区。松本時代に集煙装置が取り付けられた模様。後、上諏訪機関区を経て糸魚川機関区に配属1972年10月23日に廃車となった。糸魚川機関区蒸機最後の一両となった。当初、保存される予定であったが中止となり解体されてしまった。 集煙装置・デフレクター点検窓付き、デフレクター上に半円形のツララ切りが取り付けられた特異な装備でファンに人気があった。


C56130号機の特徴(大糸・飯山線時代)・・シールドビーム仕様。長野工場製集煙装置装備。デフと集煙装置にまたがるように、ツララ切りが付いている。旋回窓装備。テンダー前部に防寒窓装備。

モデルはKATO C56小海線をベースに飯山線時代の130号機に改造した。特徴ある集煙装置・スノープラウはやえもんデザイン製。デフレクターの点検窓はカッターで穴あけ改造をした。キャブ防寒カーテンやテンダー風防は自作。各種表記自作。旋回窓は銀河モデル製。その他適宜、市販パーツや自作パーツを交えて製作した。
後部テールライトはLEDを使用して前進時に点灯するように加工した。
フロントビュー。スノープラウに描かれた文字は手描きにて表現した。全体に軽くウェザリングが施してある。
飯山線のイメージ。光の当て方によって・・例えモデルといえども色調の変化がある。この路線には重装備C56がよく似合った事だと思う。

2014年3月モデル製作


  

  

  

  

 元モデルの基本形が優れているのでディテールアップも楽しいです。


■実機写真(写真はH様のHP・「懐かしの飯山線C56」(当HPリンク)より拝借しました。

  

雪の飯山線の風景は良いですね。C56が走っていた線区、小海線・七尾線とはまた違った趣きの景色の中を異色のテンダー機C56が走り抜けていきます。



■製作途中写真

   ●後部前照灯もシールドビームに換えてあります。(点灯)


私はシンプルなスタイルの蒸機よりも、どちらか言えば重装備や特異な形態のものに興味がそそられる傾向にあるようです。やはりモデルとした場合、そちらのほうが改造のし甲斐があり、蒸機のより機械的な魅力が感じられるように思うからでしょう。 いろんな装備を附加すると本来の美しい形態が害される・・と評価するファンの方も多いのですが、各機関区に於けるその地方独自の安全性を考慮した風土に合わせた装備はそれなりの機能美もあり、これはこれで大変美しいと 個人的には評価しています。 今回製作したC56130号機も正にそれの代表でもあり・・残念ながら私は自らのカメラに収める事は出来ませんでしたが、個人的には大好きな機関車です。



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