C56131号機  1938年2月日立笠戸工場製、会津若松区配置。その後白山、飯山、長野機関区を経て1973年浜田機関区転入、1975年3月廃車。 現在は島根県松江市にて静態保存されている。



C56131号機の特徴(飯山線時代)・・・シールドビーム仕様。冬季はデフステー上部に取り付けられた網状のつらら切りを装備。ダブルコンプレッサー仕様。調圧弁はボイラー右上後部に取り付けられてある。旋回窓・テンダー前部に防寒窓装備。キャブ屋根延長。

モデルはKATOC56小海線をベースに加工。飯山線で活躍していた頃をモチーフに作った。ボイラー上の気になるモールドは削り落として、真鍮線で新たに作り直した。この機はダブルコンプレッサー仕様なのでそれも表現。ATS発電機の前側に調圧器が付いているのも特徴。特徴あるツララ切りはレボレーションファクトリー製。ナンバープレート・スノープロウはやえもんデザイン製。キャブ旋回窓は銀河製。その他市販パーツを駆使している。また、防寒用のテンダー前部風防及びキャブ内カーテンは自作。塗装はタミヤ製缶スプレー・セミグロスブラック。その後ファインケミカル黒染スプレーを少々。綿棒で軽くふきとり、後は面相筆で細々と色入れと鉛筆を使ってウェザリング。 元モデルの形態が非常に優れているので改造は比較的楽。
非公式側。C56形式はシールドビームが良く似合うと思う。小さなボディーに細いボイラー。このミニマムなテンダー機関車にはまさに打ってつけの印象。
飯山線のイメージ。C56はこういう雪国に最も似合う機関車のように思う・・・。

2015・7月製作


  


  


  


  



  


実車写真(懐かしの飯山線C56 H様のHPより画像拝借しました)。  この機関車は、往年のTV番組「大いなる旅路」に出演しているのを観た事がある。ストーリーは定年退職を迎えた元機関士がかつて、自分が乗務していたD51に再会しに行くというお話だったが、旅の途中で僅かな停車時間中に、このC56131号機を見て、その乗務員と話し込んでいるうち・・列車が発車してしまい同乗していた妻と、離れ離れになってしまうというエピソードが盛り込まれていた。当時、一生懸命TVを見ながら登場する機関車のナンバーまで憶えてしまう程私は、熱心だったのである。
現在、この機関車は島根県・松江市の公園に荒廃した状態で保存されているという・・・・。


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