C1141号機 1933年川崎製。C1141号機は昭和40年代倉吉線で活躍した。米子機関区所属。倉吉線蒸機廃止のとき、デフレクターに大きなツバメの絵を施され「サヨナラ列車」を牽引した。
昭和49年、宮崎県の志布志線に転入され、スノープロウも外され、倉吉時代の面影は消えた。
■C1141号機(米子時代)の特徴。2次型。サイドタンク揺れ止め。山陰型スノープロウ装備。倉吉線サヨナラ列車牽引時はデフレクターに通称「おばけツバメ」なる装飾がなされた。シールドビーム仕様。
●モデルはマイクロエースC11171号機二つ目(大沼号)をベースに加工した。倉吉線時代を表現。取りあえず二つ目を一つ目(前照灯)に改造。同機はシールドビームを装備しているので、銀河モデルのパーツに穴を開け、光ファィバーを通して点灯加工した。後部ライトも同様の加工を施し、バック運転時に点灯するように加工した。ボイラーの不要モールドは削り取り、真鍮線で新製。空気作用管も銅線で自作。このままでは車高が高いので動力のダイカストブロックを削り、1,5mm車高を低くした。デフレクターはやえもんデザイン製のD51用を改造して取りつけた。特徴ある山陰式のスノープロウは真鍮板の破片を集めてハンダ付けで自作。ボイラーをまたぐタンク揺れ止めステーはKATOレールを曲げて成型後、ヤスリがけでさらに整形した。ナンバープレートは銀河モデルのC11用とC62用を切り繋いで製作した。塗装はやや、ウェザリングを強調し、現役時代を強調したつもりだが・・・・。 |
●非公式側後方。光の当て方に工夫して撮影してみた。実機に於いても光の加減で蒸気機関車本来の黒色に変化が見られる。 |
●こちらも光の当て方を工夫してみた。夏の日の夕暮れ時に見えれば・・ |
2014・5月製作
●製作途中写真
●倉吉線・打吹付近にてS47年6月撮影
■私は倉吉線へ2回撮影に行ったが、結局C1141号機には会えなかった。当時米子機関区には2輌のC11が在籍していたが、41号機の他に戦時形の261号機であった。以前261号機はモデリングしてみたが、完成度に満足のいくモノでは無かった。もう一度トライして製作してみたいと思っている(そのうちに・・)