C5795号機 1939年3月23日日立笠戸工場にて新製。名古屋局配属。1945年、6月金沢機関区、富山機関区を経て1965年10月豊岡区和田山支局配属。播但線・山陰本線に於いて活躍。播但線無煙化記念SL3重連の本務機に使用される。1972年九州・人吉機関区を経て、宮崎・鹿児島機関区配属。1975年3月廃車。 現在、長崎県総合運動公園に於いて静態保存されている。


足回りにマイクロエースC571号機のものを流用し、上回り、テンダー廻りは真鍮板・真鍮線・燐青銅板を使ってフルスクラッチしました。友人の子供が破壊したジャンク品だったため、足回りの主なパーツも紛失した状態だった。KATO旧D51の返りクランクをはじめ、手持ちのジャンクボックスをあさって無理やり辻褄合わせをした。フルスクラッチといっても、ポンプ、ライトその他のパーツはやえもんデザインさんの製品に助けられています。今回、前照灯・標識灯の点灯化にあたりモデルシーダのLED基盤を使っています。煙室戸も開閉出来るように作っています。塗装は素材の美しさを出すため、光沢クリアスプレーで仕上げてみました。金色に輝く機関車も良いですね。

モデル製作R3年5月(豊岡機関区時代を表現)
  

  

  

  ディテールが解りやすいように撮影したら、コントラスト強めになってしまいました・・・。実物はもう少し柔らかな印象に仕上がっています。


●製作途中写真

           

最初はボイラーを表現するために、真鍮板を円筒に曲げる事から全ては始まります。本来、0,2mm真鍮板を使うのが良いのですが、手持ちに0,3mm厚のモノしか無かったのでこれを使いました。僅か0,1mmの差なのに・・これが大変!! タオルを数枚重ねた上で適当な鉄棒やらマーカーのグリップ等を押し付けて円筒にするのです。C57はボイラーが細いのでかなり難易度が高いのでした。 また、マイクロエースに使用されているモーターは旧式であり、大きいので超小型のアルモーターに交換しました。元フレームを高さも幅も削り、第一動輪の上部も透けて見えるように削りました。煙突やらサイドタンク等も円筒作りが基本となります。ランボードは基本を0,3mm真鍮板で作り、上から0,1mm燐青銅板を貼って作っています。ちまちまと真鍮線等でパイピング表現をしていきます。これが一番楽しい時かも。
今回は前照灯・標識灯の点灯基盤にモデルシーダの製品を使いました。本当はKATOC56用の基盤が私は一番使いやすいのですが。 真鍮工作は大変面白いです。ハンダ付け等の作業に頭が痛くなる時もありますが・・・。やみつきになりそうです。


実機写真

 1973年宮崎機関区に於いて撮影しています。C57がゴロゴロと沢山いてました。C61も1輌ありました。




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