D51758号機 1942年11月2日川崎車輌兵庫にて落成。姫路区配属。その後、鳥取・豊岡・福知山・糸崎区等を経て、1970年新見機関区配属。1971年4月天皇陛下島根植樹祭開催に付き、お召機装備を受け予備機指定される(本務機はD51838号機)。その後、各イベントに参加。1974年2月12日米子機関区に於いて廃車となる。


KATOD51標準型をベースに1971年お召予備機に装飾された姿を表現しました。空気作用管等、モールドされているものはほぼ削り落とし、新たに新製してみました。デフの紋様はやえもんデザイン製を使用しています。デフレクターの金縁取りは0,2mm真鍮線を削って貼り付けて表現。元モデルのデフレクターを利用しています。集煙装置もやえもんデザインのものを加工して取りつけています。今回も前後ライト・標識灯点灯加工を施しました。
非公式側。ボイラー手すりは洋白線を使用して塗装後磨き出しをしてあります。その他、磨き出しをして映える部分(コンプレッサー等の縁取り)は真鍮線を貼って磨き出しをしています。架線注意やその他各標記はパソコンとプリンターで作りました。塗装はタミヤのセミグロスブラック(半光沢)で全体をスプレーしています。ロッドの色入れはメタルプライマーを筆塗り後塗装し余分な部分を削り取って表現。
昔、発刊された「蒸気機関車に敬礼」という書籍の表紙写真を真似て撮影しました。前述の838号機(手前)とのツーショットです。838号機が結局、本務機として列車牽引に携わっただけに装飾は758号機よりも上回っておりますが、両機とも、デフレクターの鳳凰装飾は見事ですね。

模型製作2020年6月
  
  
  
   

■少しパイピングの乱れ等が感じられる節もありますが・・・そこは・・実機同様ライヴ感という事で・・・・。(言訳) 


●製作途中写真

元モデルをバラバラに分解し、モールドを削り取った後、0,15mm燐青銅線で空気作用管を作ります。この時、砂撒き管は真鍮線にて既に取り付けてあります。煙室戸ハンドルはタヴァサホビーの製品を使用しました。デフレクターには0,2mm真鍮線を薄く削り、帯状にしたものを縁取り状に貼り付けてあります。塗装後、磨き出します。テンダーもご覧のように追加ディテールを施し、コンプレッサー等にも前述の真鍮線を貼り付けます。今回、ランボードの白線は製図用の烏口にて行いました。 標識灯に使う赤色LEDチップ(1608)は極性を間違えないように導線をハンダ付けにて組み立て、何と!それを直接、標識灯に見せかけるようにしました。完成後は非常に明るく点灯しますが、模型として運転する際は視覚的に楽しいと思います。標識灯前部は既存のLED基盤に居候するかたちでハンダ付けしています。後部テンダー側はC56用のLED基盤を利用しています。点灯状態を確認したうえで最終組み立てを行い完成となります。そこそこ野蛮な工作ですが・・・如何でしょう?・・・・・

              


実機写真

  機関車の写真は用意出来ませんでしたが、デフレクターの鳳凰マークは2019年・5月に京都鉄道博物に於いて展示されていました。凄い彫刻がなされていますね。左が758用、右が本務機の838号機に取り付けられておりました。


元モデルの出来が良いので工作はサクサク進みます。が、構造上、KATOD51のデフレクターの切り離しは強度的にやや不安が残ります。で、今回は製品のままを利用して作成しました。758号機は実機を見る事が出来ませんでしたが、以前838号機を作成した際、予備機とはいえ、この758号機も気になっていましたので今回の製作に踏み切った次第です。




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