C5691号機  C5691号機は国内C56のトップナンバーである(1号機~90号機は戦時中海外に送られたため)。吉松機関区在籍中のS47年10月鹿児島で行われた太陽国体の際、
宮崎機関区の92号機と共にお召列車を運転した。普段は吉松機関区構内の入換えと山野線貨物運用に使用されていた。前面に大型、形式入りナンバーを付けていた。


C5691号機(吉松時代)・・お召牽引による美しい装飾と前面形式入り赤色ナンバープレートが特徴。テンダーテールライトは九州スタイルの埋め込み型になっている。

モデルはKATOC56小海線をベースに加工。お召機仕様にしてみた。ボイラーの不要なモールドを削り落とし空気作用管も銅線を使って自作。煙室戸ハンドルはやえもんデザイン製ナンバーはレボレーション製に換えてみた。前照灯は元のパーツを細く削り、銀河モデルのロスト製のものに穴を開け使用、点灯する。ボイラーバンドその他の装飾は伸縮ミラーシートを細く切って貼り付け表現。フロントつかみ棒も銀河製。後は実機写真を見ながら、細かい配管類を施した。
●NEW!上の作品の塗装方法を少し変えてみました。以前のものはボイラーバンドに金色のミラーシールを貼ったものですが、今回は塗装で表現してみました。尚且つ、フロント解放テコを洋白線に変更。印象は大きく変わりませんが、それなりの自己満足です。
●NEW!こちらはアングルを変えての撮影です。このC56は九州スタイルで、お召仕様にしてあります。小海線のC56とはまた違った印象を受けます。この91号機は当初、静態保存されていましたが、現在は解体されてしまい見る事が出来ません。日本国内ではトップナンバーだったのですが。(大井川の44号機はタイより帰還したもの)幸いにも僚機の92号機は綺麗に保存されています。模型の世界に於いてはいつでも復活させる事が出来るので良いですね。

2013・10月製作(モデル写真は当初製作したものです)










 実機写真(JE2DLM様のサイトより引用させていただきました。)1967吉松機関区にて。




昭和49年春、無事高校受験も終わり、仲間と喜んで九州入り。山野線のC56を写そう!!と沿線に出かけた。牧場のある素晴らしい風景の向こう側、木と木の間に僅かな隙間がある。そう丁度C56本体と貨物
1輌ぐらいが見えるアングル。どうせなら、牧場の牛さんもC56の風景に入れてしまおうと欲張ったのが失敗。牛さんが私たちに近づいて来るのです。私たちの顔面と牛さんの鼻がくっつきそうになった頃・・・
C56列車は良い煙を吐いて通り過ぎてしまいました。 仕方が無いので、牛さんのアップ写真を撮って帰路についたのです。 既に吉松機関区C5691号機は廃車になっており、お召予備機として活躍した135号機
と、遠路長野からやってきた111号機が機関区に残って最後の業務に励んでいました。



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