C57128号機 1940年3月15日三菱造船神戸にて落成。広島局・糸崎機関区配属。1945年11月7日梅小路機関区配属。1949年9月11日福知山機関区配属。1951年11月13・14日天皇陛下戦災復興視察関西・二条~綾部往復。お召列車牽引に指定される。 1953年鷹取式重油併燃装置取り付け。1968年4月28日豊岡機関区配属。1969年7月鷹取式集煙装置取り付け。1973年3月1日廃車となる。 現在、滋賀県・大津市、遊びの森SL公園に於いて屋根付きで保存されている。尚、重油併燃装置・集煙装置は取り外された形態となっている。


豊岡機関区時代の特長・・重油併燃装置・集煙装置・キャブヒサシロング加工。(モデルは集煙装置を取り付ける前の状態で製作しました。)

元モデルはKATOC57一次形。例の如くボイラー不要モールドを削り取り新たに配管等を真鍮線・燐青銅線にて製作しました。ロング化されたキャブヒサシは洋白板で製作。ナンバープレートはレボリューション製。スノープラウ・重油併燃装置はやえもんデザイン製。煙室戸ハンドルはタヴァサホビー製を使用。今回、架線注意板はくろま屋さんのインレタを利用してみました。
公式側サイドビュー。キャブの長いヒサシがよくわかるアングル。今回、動輪は黒染塗装を施してみた。赤線はお愛嬌。
非公式側。ランボード白線表現は今回、シールを作って貼り付けてみた。少しのズレがモデル全体の印象を変えてしまうので難しい。デフレクター部分とランボード部分に素材がプラ製のためか、どうしても歪が出やすいので究極の対策方法だと思います。前部標識灯は赤色LEDを仕込んで後進時発光するように加工してみました。(もちろん後部標識灯も)
出来るだけ実機に近づけるようにキャブ下やボイラー配管もこだわって加工しています。こうして見るとC57は本当に貴婦人の愛称に相応しい形態をしていますね。

模型製作 2019・3月

    

    

  

  

KATOC57は基本形態も良く出来ており、尚且つ走行性能も優れていますので、こういう特定機を狙った加工も大変楽しいです。


●製作途中写真  加工に夢中になり写真を殆ど写していませんでした。この頃、テンダー⇒キャブ⇒ボイラーとこのような順序で加工していく事が多いです。そして最後は顔の部分で終了となります。

         


●実機写真  
  
滋賀県大津市・遊びの森SL公園に保存されています。バックに琵琶湖を望む素晴らしい環境です。きちんと整備されていて、暫らく見とれていました。



このC57128号機は関西地区を主に活躍の場としていたようです。特に播但線・生野越に使用されるC57は集煙装置付きの厳めしい重装備をしているものが多かったようです。私は本来、重装備の機関車を作るのが好きですが、今回こそはせっかくの恰好良いスマートな煙突が見える姿にしてみようと集煙装置が取り付けられる前のこの機を選定してみました。 また、高校生の頃、バイクに乗って大津市に出かけた際、現在の保存場所に既に保存されていた同機を見つけました。ナンバーからして現役時代を肉眼で見た事の無い機関車でしたので、大きな感動も無く、ただ1枚写真に収めただけでした。(ただの記憶だけでその写真は現在不明)
その時は後に模型化する事なんかは思いもしませんでしたが。




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