C12形式


私が初めて見たC12は奈良運転所の、ラウンドハウスの片隅に1輌佇んでいたC12167号機でした。大型のD51に囲まれて、C12の可愛いさ溢れる光景でした。その後、C12が単独で貨物列車を牽引している明知線を訪れ、さらに九州のC12の里、高森線での撮影を敢行したのでした。 前述のC12167号機は奈良から九州へ転任し、一旦静態保存されたものの、運よく今は兵庫県の若桜鉄道にて空気圧縮走行にて動態保存されているのは大変、喜ばしい事です。


1,2枚目は奈良運転所のC12167号機。3枚目は明知線・阿木~飯羽間にての撮影。有名な広田尚敬氏の撮影アングルを真似て、33‰の頂上付近にある陸橋の上から撮影した。かなり古びてはいるが、この陸橋は今でも現存している。


    


1,2枚目は上の写真の続き。3枚目は同じく明知線・阿木~飯羽間付近での撮影。中津川機関区のC12230号機が活躍していました。


    


3枚とも有名な高森線での撮影。撮影場所は長陽付近だったように思うのですが・・・アバウトです。渓谷と深い谷・赤い鉄橋という最高のシチュエーションの中を、混合列車牽引するC12はやはり最高に格好良かったです。
熊本機関区のC12241・208号機が活躍していました。両機とも保存されましたが、208号機はパーツ取りのため、大井川鉄道に行き、現在は少し可哀想な姿で留置されています。

    


3枚とも高森線・長陽付近だと思います。1,2枚目は道路側から難なく撮影したのですが、3枚目の写真はかなり苦労して撮影しました。お立ち台的な場所には大勢のファンが既に陣取っていた為、友人と私は崖ぶちの斜面を木に摑まりながら少し降りていったのです。不安定な姿勢のまま、何とか無事撮影を終えて登ろうとした瞬間・・思いがけぬ大粒の雨!!滑って上に登れないのです。 相当焦りました。摑まっていたいた小枝がもし折れれば・・今はこの世にいないかも・・・。昔は無茶な事を沢山しました。

    


さて、少し不自然感のあるこの2枚の写真。1枚目は高森線・立野駅でのC12241号機。2枚目は中津川機関区車庫内に佇むC1269号機です。何故、不自然なのかと云うと・・実はもともとモノクロ写真だったのです。ペイントソフトを使ってカラー化してみました。想像の世界を膨らませながら頑張って色付けしたものの・・・レトロカラー写真のようになってしまいました。立野駅のスナップだけはせめて1枚でもカラーフィルムで捉えておきたかったですね。

  C1269号機も現在、愛知県・安城市にて静態保存されています。



C12も大好きな形式です。どうも私は小型機関車が好きなようです。とはいっても・・小型古典ロコの事は全く知らない状況です。やはり、昭和・国鉄時代の自分自身の眼で見た機関車以外には関心が薄いようです。





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