C56123号機 1938年3月2日三菱重工神戸造船所にて落成。同年3月19日九州・吉松・志布志機関区を経て、1942年1月21日石川県・七尾機関区配属。七尾線の貨物列車牽引に活躍。1973年1月22日、和倉付近の踏切にて事故に遭遇。前部を損傷した。休車扱いとなり、1973年6月16日廃車となった。 同機は映画「父ちゃんのポーが聞こえる」に出演したため修復されたうえ、七尾駅付近に静態保存されるが、1990年、同市の希望が丘公園に移設。保存されていたが何故か、1997年に解体されてしまった。 現在は七尾港近くに第2動輪のみが保存されている。


モデルはKATOC56小海線をベースに加工したものと、かなり前に作った、マイクロエースの足回りとテンダーを流用したスクラッチ作品の2作品を発表します。


C56123号機七尾線時代の特長・・前面・形式入りナンバープレート装備。尚、赤色に塗られている。デフレクターには開閉式の点検窓が付いている。


KATO製品使用作品

モデルはKATO C56小海線をベースに改造。ボイラーディテールは空気作用管を含む全てを削り取り、真鍮・燐青銅線にて作り替えた。煙室戸ハンドルはやえもんデザイン製。ナンバープレートはレボリューション製。回転火の粉止・架線注意板・標記等は自作。スノープラウの真鍮板から自作した。デフレクターの点検窓も真鍮板と線にて自作。
非公式側。前面標識灯は赤色チップLEDで自作し後進すると点灯する。標識灯円盤は銀河モデル製。スノープラウの標記はデカールを自作して貼り付けてみた。(わかりにくいですが・・)
動輪は今回、ファインケミカル黒染スプレーにて着色。リアル感を追求してみたつもりだが・・・。後部ライトはジャンクboxから探して適当なものを加工し、内部に電球色LEDを組み込んだ。後部標識灯も前進時に赤色点灯するように加工してみた。
テンダーに付いているタブレットキャッチャー受けも自作。写真では見えないがキャブ内には防寒用カーテンも作ってみた。
兄弟機124号機とのツーショット。どちらもKATO製がベース。

モデル製作 2019年1月

  

  

  

  

キャブ下配管も元モデルのプロトタイプとは異なっているので作り替えました。キャブ内には機関士フィギュアも乗せてみました。尚、今回は製作途中写真撮影を忘れていました・・・。



マイクロエースC56流用スクラッチ作品 モデル製作2008年1月

モデルはマイクロエースC56の足回りとテンダーを使用し、上回りはプラ棒とプラ板で構成し、配管等は真鍮・銅線を使用。前部シールドビームは銀河モデル製。標識灯はワールド工芸製。煙室戸ハンドルはタヴァサ製。ナンバープレートはレボリューション製となっています。このモデルとなったマイクロエース製下回りは数十回に於ける改造ベースとなった為、そのうちにギアは破損し・・もはや、まともな走行が不可能となったため、下写真のような静態保存仕様にしてしまいました。スクラッチ技術の練習台となってしまったのでした。 KATO製品のC56が発売されたときは喜びもひとしおでした。

  

  100円ショップで購入したプラケースに入れて、見学者フィギュアも配置して・・・完全な静態保存状態のイメージです。


●実機写真  1枚目はJE2DLM様のHPより画像拝借しました。小海線。中込にて撮影されているようですが、この頃の小海線は高原野菜の出荷繁忙の為、遠く七尾からも機関車を借り入れていたようです。 2枚目の写真は1974年頃、七尾駅の近くで保存され出した直後の姿だと思います。私が七尾線を訪れた際、保存されているのに偶然、気づき撮影したものと思われます。3枚目(色褪せが激しい!)は七尾線無煙化後、思い出を辿るように私がツーリング旅をしたときに再び、同地を訪れ撮影したものと思われます。この後、同市の希望が丘公園に移転されたと思われます。

  



                            前のページへ戻る(C56のコーナー)                 トップページへ戻る