C56101号機 1937年3月21日三菱重工業神戸造船所にて落成。同年3月31日白山機関区配置。後、新潟機関区を経て、1955年1月10日飯山機関区配属。更に上諏訪機関区を経て長野機関区。1973年1月10日廃車となる。上諏訪機関区時代にゼブラ塗装を施したとみられる。大糸線・飯山線・小海線等、信州地区を中心に活躍した。 現在、長野県中込・旧中込学校跡成和公園に於いて静態保存されている。


大糸線時代の特長・・フロント・テンダー後方に警戒色(ゼブラ塗装)。フロント・テンダーヘッドライトはシールドビームを装着している。

元モデルはKATOC56小海線。ボイラーの元モールドを空気作用管も含めて削り取り、燐青銅・真鍮・銅線で立体的になるように作り直した。デフ横の乗務員用取っ手を追加。旋回窓は銀河モデルを加工して使用。ナンバープレートはレボリューション製。煙室戸ハンドルも元モールドを削り取り、タヴァサ製に交換。テンダーヘッドライトはやえもんデザイン製のシールドビームを加工して点灯するようにした。また、テンダー標識灯も赤色LEDを組み込んで前進時に点灯するように加工した。キャブ横の三菱メーカーズプレートはワールド工芸製品の余剰品を使用。先輪はラウンドハウスのスポーク抜きのものに交換。 同機の最大の特長であるゼブラ塗装はマスキングしてグリーンマックスの缶スプレーを使用。乾燥後、グンゼの艶消しスプレーを軽く塗布した。架線注意板は自作。ウェザリングもグンゼの墨入れ塗料(ブラック・ブラウン)を中心にパステルや鉛筆等を使って施した。
公式側サイドビュー。空気作用管はオリジナルのままでも良かったのだが、今回は燐青銅線を使って作ってみた。キャブに繋がる部分の立体感が欲しかったため。また、同機はテンダー前部に手すりが付いているのでそれも表現してみた。キャブ後方防寒用カーテンも薄い紙で作ってみた。
非公式側。調圧弁・コンプレーサーを巡る各種、細配線は銅線にて表現。ATS発電機周りのモールドも削り取って実機同様再現してみた。
飯山・大糸線時代の僚機131号機とのツーショット。実際のこのような光景が見られたかは不明だが、模型の世界では自由という事で・・・。131号機は晩年、遠く山陰・浜田機関区へ転属し、三江北線で活躍。現在は島根県・松江市で静態保存されている。

モデル製作 2018年。11月25日
  

  

  

 

 ゼブラ塗装といえば同機に加え、102号機・往年の160号機等・他、施されていたようですが、結局最後まで残ったのはこの101号機でした。


●製作途中写真
 ■テンダーのディテールを追加した後、とにかく主要パーツをマスキング塗装。今回は先に黒色塗布後、マスキングし、黄塗装を行ないました。最初に黄色塗装をした方が発色が良さそうな気もするのですが、実機のリアル感(?)を追求すれば???毎回、悩むところです。塗装後、手すりや煙室戸ハンドル等のパーツを取り付けていったほうが楽です。(パーツの線材は加工時に剥がれる事もありますが、先に塗装を行なっておきます)
キャブ内も塗装し機関士のフィギュアも乗せておきました。テンダー標識灯のLEDは元ライト基盤の空きラウンドに配線できます。(最後の写真、標識灯点灯状態です)

          

          


●実機写真 (JE2DLM様のHPより画像拝借しました)
 ●1967年上諏訪機関区にて撮影されたようです。このときはまだゼブラ塗装はされていませんね。


残念ながら・・このC56101号機はお目にかかった事がありません。ただ、1輌はゼブラ塗装のC56が作ってみたかったのです。いろいろ調べた結果、同機が該当したのです。 しかしながら、「KATO京都店」に於いての特製品ゼブラC56発売のアナウンス!!しかも101号機のナンバー付きで。 前回、C575号機のときも結果、被ってしまったのでした。 まあ、人気のある機種は当然製品化される訳ですが・・・C622号機のような大スター機関車は恐らく殆どのNゲージファンが所持しているのではないでしょうか。


   
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