D52形式   D51の改良型であり、D51の1000tに対して1200tの貨物列車を牽引出来る設計として開発された。民間5社メーカーと国鉄2工場で製造された。当初予定は492輌であったが、終戦により285輌にとどまった為、欠番が生じた。最終ナンバーは468号機である。最大動輪周出力は1,660馬力と、日本の蒸気機関車の中では最大である。戦争中、材料不足のため、D52の製造にも大きな影響を与えた。デフレクターが木製であったり、ドーム形状の工作の簡略化等。重量を補うためコンクリートのウエイトを付けたり・・・形状は製造工場に於いて多岐にわたった。


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D521号機   D52468号機



      
  (JE2DLM様のHPより画像拝借)



個人的D52への思い出   残念ながら実物は梅小路機関車館の468号機以外は見た事ないのです。 日本最大最強の貨物機という評価にぴったり適合する、堂々とした出で立ちはその容姿から充分に見てとれます。学生の頃、SL雑誌に紹介されていた「函館本線のD52」の記事は良く読みましたが、残念ながら北海道という地は憧れだけに終わってしまいました。国鉄蒸機全廃の後、友人らと北海道旅行に行く機会に恵まれましたが・・時遅く、かすかに石炭の香りだけが残るホームに何ともやるせない気分で立ちすくんでいるだけに留まりました。



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