C51201号機  1926年10月1日汽車製造会社大阪工場にて生誕。名古屋局配属。名古屋・稲沢区にて活躍。1940年1月、名古屋局に於いて、お召専用機に認定される。同年、6月、天皇陛下樫原神宮・伊勢神宮、奉祝行事にてお召牽引。後、数々のお召牽引機として活躍する。1944年お召牽引機指定より外れる。1948年富山機関区配属。1959年12月21日廃車となる。


今回も上回りを真鍮板からフルスクラッチ。ボイラー・テンダー足回りはマイクロエースC51を使用しました。内部ダイカストを削れるだけ削り、モーターはBトレモーターに換装しました。キャブは当初、作る予定でしたが、キングスホビーC51用が寸法的にも無理が無かったので少し手を加えて、流用しています。前照灯・コンプレッサー等はやえもんデザインに手を加えたものを使用。今回は前照灯のみ点灯するように加工しています。完成したものの・・・何となくグニャっとした感じになってしまいました。マイクロベースの足回りに無理やり乗せた感があり、所々に歪みが出てしまったのが少し残念。
煙室戸は開閉出来るように加工しました。同機はお召指定機だったため、モデルにもランボードに手すりを表現してみました。今回も塗装はプライマーだけにしておきました。


模型製作2021年10月
  

    

  


製作途中写真

真鍮板は0,2mm板を使用しました。一部に燐青銅板も使用しています。最初はランボードの製作から始めました。C51は途中で段差があるので正確に作るのが至難の技です。ベースとなろマイクロエース下回りに辻褄が合うように組んでいます。今回の製作も全てハンダ付けによるものです。最初作っておいたボイラーをランボードに接着し、裏側はマイクロベースに嵌るようにランボードに合わせて削り取ってしまいます。ドームは円筒を作り、その上に蓋をするように少し厚めの真鍮板を貼り付け、最後はリューターで形を整え作りました。後はチマチマと給水温め器やその他のパーツを別途作っておいて組み立てていきます。これは当初の作業ですが、ボイラーバンドは0,2mm真鍮線をこれまたハンダ付けにて貼り、ヤスリで薄く削って表現してあります。放熱管や各種配管は真鍮をはじめ燐青銅線や洋白線を駆使して表現してみました。テンダーも足回りだけマイクロエース製品を流用し、上回りは作ってみました。テンダーリベット表現は真鍮板の裏側からチマチマと針で突き、表現してみました。写真掲載はしておりませんが、前照灯にはチップLEDを組み込み前進時に点灯するように加工してみました。

                

今回は製作時間がかかった割には完成度がイマイチ・・・。ベースの加工が最も大変だったように思います。昨今は3Dプリンターに依る模型製作も出てきていますが、私には到底及ばない技術なので・・・私はやはりアナログ製作でいきたいと思っています。




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