C57&C58形式 カラー写真で捉えた写真点数が、この2形式は特に少ないです。国鉄蒸機終焉の頃まで輌数が比較的多く残っていたのにも関わらずです。また、ネガを紛失してしまったものも多く、私の記憶の中だけで輝いているものもあります。写真は1973年頃だと思われます。
●1枚目は九州・吉都線にてC57154号機。おそらく吉松駅付近で撮影したのではないか?と思われます。やはり九州は門デフですね(1973年頃)。 2枚目は吉松機関区にてC57124号機。これはこれで九州地区には珍しい標準デフを装備しています。現在、この機関車は顔の部分(煙室戸)のみ保存されているようです。 3枚目は開館当時(1972年)の梅小路蒸気機関車館でのC571号機ですね。近年は大きく装備が変っていますが。
●1枚目は気勢参宮線・一身田~亀山にて撮影したC57110号機です。良い撮影場所が無くてウロウロした暑い夏の日でした。煙も無く・・颯爽と一瞬の間にC57は走り抜けて行きました。 2枚目も亀山付近で撮影しました。こちらは4次型のC57198号機です。亀山区のC57は重油併燃装置が付けられていました。1973年頃の撮影ですが懐かしい客車を牽引しています。 3枚目は信楽線(現信楽高原鉄道)貴生川付近でのC58312号機です。1日1往復の貨物を亀山区のC58が牽引していました。草津線の貴生川から南に延びている盲腸線で、終点信楽まで運用されていました。
●1枚目はC58312号機。2枚目はC5866号機。どちらも信楽線・貴生川付近で撮影しました。貴生川駅を出て、右に大きくカーブしながら鉄橋を渡り、その付近から33‰の勾配区間に入っていきます。1日、1往復と撮影効率があまり良く無かったので、ついつい関西線のD51の方に興味が湧きました・・・もっと足げに通えば良かったと今では思います。3枚目の写真は関西本線・柘植駐留所です。信楽線の運用が終了したC58は、草津線を単機で柘植まで向かい、そこでしばし休息してから、D51貨物の補機として寝倉の亀山機関区へ帰っていくのでした。
●1枚目は関西線・柘植のターンテーブルに乗るC58353号機。2枚目も信楽線・貴生川付近の鉄橋を渡る同機。3枚目も気勢参宮線・一身田付近での同機です。大活躍ですね。気勢参宮線は本来C57の担当だったのですが、時折C58が代走する事もありました。
●石川県・七尾線・七尾機関区に佇むC58140号機。1973年頃の撮影だと思います。七尾機関区には当時C56形・2両。C58・C11形が1輌づつ配属されていました。C56は七尾線の貨物用で、C58・C11はイベント客車列車「おくのと号」を牽引していました。同機関区のC56もC58もナンバープレートが赤く塗られていて非常に恰好良かったです。現在、この140号機はナンバープレートと動輪のみ、金沢駅に保存されています。悲しいですね。
■モノクロ写真で捉えている形式的な写真はそこそこ保有しておりますが、この両形式の走行中カラー写真は意外なほど少ないのです。しかも煙モクモクのC57写真は全く無いというのも不思議・・・・。