C58353号機   1943年川崎車輌製。王寺機関区に配属。その後亀山機関区に配属され、関西本線・信楽線・気勢参宮線等で活躍。1972年10月廃車。現在は和歌山県・那智勝浦町にて静態保存。


C58353号機の特徴(亀山時代)・・・鷹取型集煙装置。シールドビーム仕様。

モデルはKATOC58を改造。車体が約1/140と大きいため、ボイラーとテンダーを切断して長さを切り詰め、尚且つ、内部のダイカストブロックを削り、車高を1,5mm低くした。 足回りはほぼスケール通りなのでそのまま流用。
全体的に1/150とした。 集煙装置・空気作用管・その他細々としたパーツは自作。 煙室戸ハンドルはタヴァサホビー製。標識灯は銀河モデル製。キャブドアは元製品を切り取って、タヴァサ製客車用ドアを改造して取りつけ。ライブ感を演出した。 本機はヘッドライトがシールドビームであるが良好な点灯を望むため、元製品を整形し、それらしく見せようとしたが、微妙?な出来になってしまった。いずれ取り替えようと思っている。
塗装はタミヤ缶スプレー・セミグロスブラック。その後、軽くファインケミカルの黒染スプレーを塗布。乾燥後、綿棒で軽く拭きとり、細部は面相筆で色入れした。凹部はガンダムカラーブラックで墨入れ。
ナンバープレートは製品が無いので、ワールド工芸付属のナンバーから語呂合わせをして切断・切り継ぎで製作した。 尚、ボイラーを短縮するとモーターが収まらなくなるので、Bトレモーターに交換。これによりキャブ内はスッキリした。
●NEW!非公式側。上の作品のヘッドライトをシールドビームに交換してみました。もちろん点灯加工もしてあります。丁度その頃やえもんデザイン製や銀河モデル製のシールドビームが入手出来なかったので、ペアーハンズ製の小型ライトなるものを加工して装着しました。(写真ではわかりにくいですが) 写真は何となく、関西本線「柘植停泊所」の印象でレイアウトしてみました。

2015・10月製作(モデルは初期製作のもの)


  


  


  




実機写真 1973年2月柘植駐泊所にて撮影・雪の日。 2枚目1973年亀山機関区にて。


  ■同機は集煙装置・シールドビームを取り付けていた。



C58353号機・・・この機を初めて見たのは信楽線(滋賀県)でした。信楽線(現・信楽高原鉄道)というのは、草津線・貴生川駅から終点信楽駅を結ぶ短線で、短い路線の割には山あり谷ありと景観に変化のある路線でした。
また、雪の降る寒い寒い日、白煙なびかせながら、関西線・柘植駅駐泊所に佇む姿が思い出されます。関西線のD51の陰にかくれながらも大活躍していました。当時、亀山区には3輌のC58がおり、僚機には66・312号機がいました。この3輌とも偶然にも静態保存機に選出され余生を送るつもりでしたが残念ながら、312号機が荒廃のため解体されてしまったようです。この353号機も相当荒廃が進んでいたようでしたが、近年整備され美しくなりました。66号機は今にも走り出しそうな良好な状態を維持して保存されています。


製作途中写真

 ボイラーを切断!!   テンダーも切断!! 


ボイラーやテンダーを切断・切り継ぎを行うのは非常に勇気が要りますし、その後のボイラーバンド等を含むパーツレイアウトの辻褄合わせが結構シビアな作業となります。



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