C58112号機  昭和14年汽車製造会社製。豊後森機関区に配属。その後、稲沢・多治見機関区を経て再び九州へ。大分機関区時代の昭和37年に門デフ(K-9型)仕様に改造された。最終区は鹿児島・志布志機関区。
現在は志布志駅近くで静態保存されている。K-9型門デフは近年、動態保存機であるC58363号機にも一時取り付けられ大きな話題を呼んだ。


C58112号機の特徴(志布志時代)・・何といっても門デフ。大分時代に付けられたK9型。

モデルはワールド工芸C58九州型キットを組み立てました。ワールド工芸蒸機の中で唯一、動輪もロスト製で重量感があり、走行性能も良いほうだと思う。112号機に合わせてK-9型のデフレクターを選んだ。良く出来たキットなのであまり触るところは無いのだが、112号機の現物写真とにらめっこして微妙な各種配管(パイピング)を真鍮線で作り直してある。塗装は下地にタミヤメタルプライマー塗布後、グリーンマックスの缶スプレーで仕上げた。更にケミカルファインの黒染めスプレーを軽く吹き、綿棒で余分を拭き取りつつ細部を筆で色入れ。架線注意板等・水タンク等の標識は自作。

2012・6月製作


  


  


  


  


こうして写真に撮って見ると・・肉眼では殆ど気づかない粗や歪が見えてきて怖くなってきますね。


実機写真 (S・49年・3月撮影)志布志機関区にて撮影しました。写真手前に影として写っている3人組が私たちです。フィルム節約のためか? このワンショットしか写真が残っていない。当時まだまだ九州には蒸機が沢山残っていたので、見ていながらも、写真に残っていないものも沢山ありました。 今なら・・鬼のように撮影するのでしょうね。実に惜しい!!

C58112号機は本州の特に近畿のC58とは随分様相が違った。颯爽とした門デフスタイルが実にスマートに見えた。私が普段よく近畿で見ていたC58は、集煙装置や重油併燃タンク付きの重装備だった。これはこれで
迫力があり恰好良かったのだが。



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